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国際ロータリー第2630地区

鳥羽ロータリークラブ

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未来の海を守り、未来の夢を見つけよう!プロジェクト事業

2025/09/24(水)

ゴミが楽器に、子どもが演奏者に海と音楽でつなぐ未来-

鳥羽の海で子どもたちが拾ったゴミを楽器に変え、プロの音楽家と共演するコンサートを開催しました。三重県鳥羽市は漁業と観光のまち。鳥羽水族館は国内唯一ラッコとジュゴンを飼育しています。当クラブはこれまでも海洋教育に力を入れてきましたが、今期のスローガン「未来のために手をとりあおう」のもと「海と音楽」をキーワードに環境と芸術を融合させた青少年奉仕事業です。事業は三部構成で行われ、先ず6月に離島・坂手島で鳥羽小5年生30人と私たちロータリーメンバー、鳥羽海上保安部、坂手町内会の方々と共に海岸清掃をしました。次に7月、学校で拾ったゴミを使い楽器づくりに挑戦、ペットボトルはマラカスに、ブイは太鼓に変身して子どもたちに環境意識が育まれました。

そして9月、舞台は鳥羽水族館の大水槽前。水族館職員による学習会でプラゴミ問題を学んだ後、子どもたちは日本センチュリー交響楽団の演奏家と共に手作り楽器を奏でました。ある児童は「きれいな音が聞こえた。海のことをもっと知り、ゴミを減らしたい」とコメントして、コンサートは未来への希望のハーモニーとなりました。この事業はロータリーの青少年奉仕の理念、学校関係者の理解と協力、海上保安部の環境保全への強い意識、坂手島の島民の温かい支援、鳥羽水族館の教育的使命、そしてプロ音楽家の情熱。それぞれの力が重なり合い地域の多くの人が、よいことのために手をとりあったからこそ実現できました。